UUUM【有価証券報告書-第9期(令和3年6月1日-令和4年5月31日)】

財務諸表分析(リンク集)

UUUM【有価証券報告書-第9期(令和3年6月1日-令和4年5月31日)】

前回から4年後の有価証券報告書を読んでみる。

※数字は嘘つかないけど、解釈はどうとでも取れるので、あくまでもすべて個人的な解釈です。※

流動性

総括

営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善し、現金及び預金が増加している。 ただ、短期借入金の増加している。

収益性

  1. 利益剰余金の増加
  2. 税引前当年度純利益の減少
  3. 売上債権の減少
  4. 商品在庫の増加
  5. 営業活動によるキャッシュ・フローの改善
  6. 投資活動の継続
  7. 賞与引当金の増加

総括

短期的な収益性には若干の懸念があるものの、中長期的な収益性は改善傾向にあると判断できます。 営業活動によるキャッシュ・フローの大幅な改善は注目できます。 税引前当年度純利益の減少、商品在庫の大幅な増加がある。

財務健全性

  1. 自己資本比率

  2. 流動比率

  3. 固定長期適合率
  4. 負債比率
  5. 有利子負債
  6. キャッシュ・フローの状況
  7. 現金及び現金同等物の増加

総括

営業キャッシュ・フローの大幅な改善や現金の増加は、企業の財務基盤が強化されていることを示しており、好ましい兆候です。

事業投資

  1. 設備投資
  2. ソフトウェア投資
  3. 投資有価証券
  4. のれんと契約関連無形資産
  5. 研究開発投資
  6. 投資回収

総括

ソフトウェアや戦略的投資への注力は、将来の成長につながる可能性があります。 のれんや契約関連無形資産の減少は、過去の投資の価値が低下している可能性を示唆しており、これはネガティブな要素です。

運転資本管理

総括

運転資本の増加、営業キャッシュ・フローの大幅な改善、効率的な在庫管理が挙げられます。

キャッシュ・フロー管理

総括

営業キャッシュ・フローの大幅な改善と、それによる投資活動の資金需要のカバーが挙げられます。 これは会社の成長と財務の安定性を両立させる能力を示しています。 投資活動による継続的なキャッシュ・アウトフローがあります。 これは短期的には資金の流出を意味しますが、長期的な成長のための必要な投資とも解釈できます。

株主還元

  1. 自己株式の取得
  2. 利益剰余金の増加
  3. 配当の状況 キャッシュフロー計算書に配当金の支払いに関する項目が見当たらないことから、UUUMは現時点で配当を実施していない可能性が高いです。

  4. 株主資本の増加

  5. 新株予約権の存在

総括

株主還元策は現時点では限定的ですが、将来的な還元の可能性を示唆する要素も存在します。 成長段階の企業であることを考慮すると、現時点での還元よりも事業拡大に注力している可能性が高く見えます。

企業価値

総括

継続的な収益力の維持と戦略的な投資活動により、長期的な企業価値の向上が期待できる状況にあります。

総合

成長性

収益性

財務健全性

キャッシュ・フロー

投資活動

株主還元

リスク要因

総括

総合的に見て、UUUMは成長性と安定性のバランスが取れており、リスクを考慮しても投資対象として魅力的な企業であると評価できます。

投資対象として

この財務諸表が提出されたのが、2022年8月25日で、2022年4集(9月発売)の四季報でも【快走】評価で肯定的 ただ、実績PERが55.8~164.6、PBRが4.90。 PERが高いからためらうところだけど、当時の株価8月29日時点で1080円だったから、当時に勧められていて、かつ財務諸表をみて判断していたら、普通に購入していたと思う。 神視点だと買わずにいるのが正解だけど、まぁ次回の財務諸表を読んで損切するなど判断すればいいだけだし。

ちなみに、当時は「安っ!」て思ってここらへんで購入したけど、じり貧で下がり続けるから「何の判断根拠もなく」損切してしまいました。

2025年以降は、損切するにしても根拠を持って損切するようにせねば、経験を得ることが出来ないので猛省ですな。

次回以降

財務諸表を読んで、現在のスキルで判断できるか否か、日本電解の財務諸表を読んでみようと思います。

まだヒヨッコなので、貸借対照表キャッシュフロー計算書だけで読んでいるだけだけど、この方法で限界がありそうか確認の意味もかねて。

あと、株式投資で失敗したアンチパターンを覚えている範囲で記載しようと思います。